8月の北海道・蝉しぐれ@石狩市厚田

お盆シーズンの後編、うちは浄土真宗でいわゆる門徒なのですが、親戚には創価学会のかたもいて、ここ数年で鬼籍に入った人の墓参りのために、石狩市にある墓地へ訪れることになりました。

石狩市厚田にある戸田記念墓地公園です。

さすがに日頃から管理されているだけあって、たいへん綺麗。
墓石も小さめの同じ形のものが並んでいるので、統一感があります。
うちのこじんまりした墓地とは大違いだな。(笑)

親戚の墓参りがなければこの公園に立ち入る機会もなかったのでしょうが、さすがに立地が厚田の山の中なので大自然で囲まれている感じがして気持ちはいいですね。
シーズン的にセミの鳴き声が四方八方から聞こえてきます。

 

数年前から訪れることになったこの地ですが、楽しみにしているのが墓地に隣接した樹木に止まるセミの抜け殻を確認することです。
今年は抜け殻自体は雨に当たって落ちたのか、それほど見当たりませんでしたが、成虫は結構見つかりました。

陰になって少し見づらいけれど、すぐ目の前に止まっていたセミ。
おそらくエゾゼミだと思われます。
W字模様の両横に白に線が入っているのも特徴。
これがなければ、アカエゾゼミらしいです。

首輪のような線の模様に切れ目があればコエゾゼミで、日本では少ない北方系由来の種とのこと。
写真のこれは、ふつうのエゾゼミだから南方から北海道にやってきました。
名前がエゾゼミだけど、北海道オンリーでもなく、しかも北海道の外からやってきたという……。

 

ちょっと樹の裏を見ると、なぜかセミの抜け殻といっしょに他の昆虫が。
カミキリムシの仲間で、オオクロカミキリだと思われます。
カミキリムシなんて子供の時以来、久しぶりに見ました。
甲虫類はゴツくてかっこいいですね。

 

トンボの隣の葉に止まっていたカエル。
これはニホンアマガエルです。
北海道に生息する在来種はこのニホンアマガエルとエゾアカガエルとの二種のみ。

 

よく見ると、ガが止まっていた。
種類はわからない。
上記の生き物の画像はすべて、ほとんど場所を動くこと無く見つけたものです。
日頃よく見ていないだけで、周りにたくさん存在しているんですな。

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