大きなかすり傷の放置が自家感作性皮膚炎を招くはめに。

前回の転倒傷の悪化が原因となり、やむを得ず皮膚科に掛かることになったはなしの続きです。
続きというか、具体的症状のお話。

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ことの顛末

雨上がりの公園。舗装道路上に流れ込んだドロに自転車の車輪を乗り上げ、転倒。
右脚膝に打撲・擦り傷、右足親指、左手親指付け根に擦り傷。
公園内に設置された水飲み場水道水で傷口を洗浄。その後、放置。
一週間ほど右足のむくみがとれないが、平行してスタンディングデスク環境でもあったため、原因をケガに固定して判断できず。
一ヶ月後、右足ふとももが変色。翌日から、手の指の異常な痒みを伴う水疱発生。両足太もも、両腕に発疹発生。
皮膚科で診察を受けたところ、自家感作性皮膚炎と診断。
投薬及び、塗り薬で治療。

一週間様子を見ても状態が悪化したままなら、はやめに病院へ行く選択が必要でした。

自家感作性皮膚炎って

写真入りで軽く説明を受けたのですが、聞き慣れない専門用語だったため、再度医師に聴くと説明文コピーをいただきました。

●どこかにある湿疹病巣の著しい悪化に伴い、全身に湿疹反応が急速に拡大したものを言います。
●最初のきっかけになる湿疹には、接触皮膚炎や貨幣状湿疹などがあります。

 私の場合は、ヒザの擦り傷の化膿が原因になりますね。
 そして、そのアレルギー反応が一気に全身に現れました。

●全身の皮膚に細かい丘疹や小さい水疱、かさぶたが多数生じ、激しい痒みを伴います。

 両手の指がいきなり痒くなり、水疱が発生。水ぶくれでペンや箸を持つのに困難でした。腕にうっすらと盛り上がった丘疹。足や胴体には細かく赤い発疹。典型的な症状が私のからだにも現れていました。

●治療には、ステロイド(ストロングランク以上) の外用と、痒み止めの内服を行いますが、重症の場合は入院してステロイドの内服が必要になる場合もあり。

対応が遅れると入院レベルになってしまうのですね。
私に処方されたものは、ステロイド外用(塗り薬)として、デルモゾールG軟膏サトウザルベ軟膏10%の混合。
内服(飲み薬)として副腎皮質ホルモンのデカドロン錠0.5mg、セフェム系抗生物質のセフジニカルカプセル100mg、胃の粘膜保護のレバミピド錠100mg
そして、体内でアレルギー反応を引き起こすヒスタミンの働きを抑制するルパフィン錠10mgでした。

ルパフィン錠の服用について、グレープフルーツやグレープフルーツジュースを食べたり飲んだりしないよう注意書きがされています。
気になって薬剤師さんにより詳しく聞いたところ、柑橘系のなかの苦味成分が作用を強めてしまう場合がありえるとのこと。
グレープフルーツ以外では、ハッサクなども該当するようなので、もしこの薬を服用するときには注意が必要です。
同じ柑橘系でも甘いみかんなどは問題なし。

もし、私のように突如全身に発疹があらわれ痒みが発生したとしても、それ以前に原因となる湿疹病巣が存在している可能性があります。
慌てずに、専門家の診断を受けることをおすすめします。

続き的なものは、こちら

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