YOUTUBEで公開されているチャンネルのひとつTED×シリーズ。
2014年9月に公開された植松氏の動画を視聴して、なかなか共感させられるものがありました。
植松氏のTED動画
高評価の数が3.5万以上です。
それほど多いということは、私と一緒で共感した人も多くいたということですね。
話を聞いてそのとおりだなあと思ったのは、
「どーせむり」という考えをやめて、「だったらこうしてみよう」とできる理由を考えてみよう、ということでした。
「どーせむり」は最悪の言葉
人間の自信と可能性を奪ってしまう最悪の言葉として、植松氏が延べているのが「どーせむり」。
だけど、口にすれば即座に自分がラクチンになれる恐ろしい言葉。
確かに私も日常で、油断して似たような言葉をつぶやきそうになることがあります。
「どうせ○○だ」「やっぱり○○だ」
世の中には自分の夢を否定していく人たちも周りに存在しています。
植松氏の場合は、中学の頃の先生でした。
祖父の喜ぶ姿を見たいというきっかけから始まった宇宙に関わりたいという自分の夢の目標を、否定されてしまいます。
いわゆるドリームブレイカーというやつですね。
ただし、はっきりしていることは、自分の夢を否定してくる人は、「やったことがない人」ということ。
他人の夢を否定する人は結果的に、夢を抱く人に対してストップをかけ、「何をやったらいいのかわからなくしてしまう」ということです。
夢とは何なのか?
安定してお金がもらえることになるのが目的なのか?
一生懸命勉強して目指したゴールが「楽をすること」では、せっかく学んだことを社会に活かせないのではないか。
そう植松氏は思いました。
社会の役にたつために、できないことをできるようにしようと追いかけることこそが、夢を叶えようとすることなのではと思ったそうです。
お金を使って実現する夢とは、誰かにしてもらうサービスにすがったことに過ぎない。
資本主義社会なので、生きていくうえでお金の流れは必ず必要なのですが、確かにお金を消費するということは誰かにやってもらった結果ですね。
サービス、商品、食料確保等、自分がやれなかったことを代わりにやってもらったということ。
自信をなくした人が「どーせむり」と口にする
「どーせむり」という言葉に取り憑かれた人は、自信をなくしてしまいます。
その自信をなくした人はどんな行動をとってしまうか?
植松氏は以下のように、自信をなくした人の行動を並べてくれました。
- お金で自信を買う
- じまんをする
- 人を見下す
- 努力の邪魔をする
上記の行動を起こしてしまい「可哀想な人たち」になってしまう。
自分を守りたくて、しようがなく他の人の自信を奪おうとする人たちになってしまう。
嫉妬もこれになってしまいますよね。
他人の夢を素直に受け入れられれば羨望ですが、足を引っ張ろうとする気持ちがはたらくと嫉妬。
気をつけたいものです。
頑張れば生み出せる可能性も、奪うしかない考えられなくなると不幸になるだけです。
「だったらこうしてみよう」で皆がしあわせに
人間というのは、生まれてきたときから諦め方を知ってるものは、この世に一人もいない、と植松氏は言いました。
なのに、生きているうちに少しずつ諦め方を知ってしまい、大人になってしまう。
「どーせむり」という最悪の言葉は、自分たちが自信を無くし、それがひどくなれば他人の自信を奪おうとする。
つまり、戦争やいじめに繋がっていきます。
自信を取り戻すには、やったことがないことをやってみようということ。
中途半端は、なにもしない、なにもできないより、ぜんぜん良い。
少しでも前進するためには、「だったらこうしてみよう」という言葉を使うこと。
自分にも他人にも使える言葉だと思います。
そしてお互いに自分の足りない部分を補っていける言葉でもあります。
ちょっとした前進でも良いんですね。
まずは「どーせむり」の最悪の言葉を捨て去り、「だったらこうしてみよう」という一歩でも前進する可能性のある言葉の使用を、普段から意識していきたいと共感させられる動画でした。