勝負服が必ずしも効果的に味方するとは限らない

こんにちは、ひろつそです。

ここぞというときに、自分の好きな色を服のカラーに取り入れたりすることがある人もいると思います。

ネクタイの勝負カラーや、勝負服というやつですね。

しかし、自分が選んだ勝負の色が、逆にパフォーマンスを下げる場合があるのです。

色が心身に影響を与えるのは誰もが知るところでしょう。

たとえば赤と青の場合、以下のような効果があります。

赤系統の色
心身が高揚します。脈拍、血圧が上がり体温が上昇。
やる気を高めたり、料理に取り入れると食欲が増加。活力をアップしたいときも効果的です。

青系統の色
鎮静作用効果があります。
赤とは逆に脈拍や体温が下がり、心を落ちつかせます。不眠症にも効果があるので寝具に用いられることも。

実際に自分の心身をどう変化させるか、はっきりした目的をもって適切な色を取り入れる場合は問題ないでしょう。

しかし、必ずしも自分が意図した望みどおりの結果を引き寄せるかと言えば、注意が必要です。

 

集中したいときに好きな色は避ける

なんらかの競技の最中に、落ち着いて集中力を高めることは重要です。

そのために色の力を借りたくなるときもあるでしょう。

しかし、自分の好きな色を身に着けるのが逆効果になる場合があります。

 

いざ、集中力を高めたいときに、好きな色が目に映ると、かえってそちらの方に意識が向いてしまい集中力が低下してしまうのです。

自分の好きな色ですから視界に入ると無意識でも視線がそこに行きます。

肝心なところで、気を集中させるつもりが、反対に散らしてしまうのです。

ここぞというときに心や体のパフォーマンスを上げるには、やたらに興奮するよりも落ち着いて平常心を持つことが重要になってきます。

そのため、集中力が弱まる危険があるぐらいなら、視界に入らない状況を作り出すために、あえて好みの色や勝負服は身につけないほうが良いのです。

 

その勝負服の色、本当に自分のためになる?

勝負カラー、勝負服と言われて、真っ先にイメージするのは赤でしょうね。

女性政治家がここぞというときに赤いスーツを着ていたり、米国大統領のトランプ氏など、男性政治家では赤いネクタイを付けるのが話題になったりします。

政治家が聴衆に対して演説を行なう場面においては、力強さをイメージ付ける目的があると考えられるので構わないでしょう。

ですが、私達が行なう対談・対話や何かの面接だったりする場合は状況が違ってきます。

 

鏡の前でポーズを決めた時は自分が赤いネクタイの影響を受け、やる気が増すかもしれません。

しかし、そんな自分よりも影響を受けるのは、長い時間その赤いネクタイを見ている相手側です。

自分のやる気を高める以上に、相手のやる気も高めてしまうことも有り得るのではないでしょうか?

 

逆に有効に使われている例として、野球においてのキャッチャーのミットが上げられます。

青いミットにしたところ、ピッチャーの集中力が増してコントロールが良くなったという話を聞いたことがあります。

この場合、キャッチャーは決して自分のパフォーマンスを高めるために青いミットを装着したわけではないですね。

競技中に自分よりも長くミットを見ているピッチャーにミットの青色が影響を与えているわけです。

自分が身につけているものが、自分ではなく周りに影響を多く与える場合が有り得るのです。

 

色以外でも一緒なのではないか?

集中したり気分を落ち着かせるのに効果的といえば、音楽と香りがあります。

好きな人にはクラシック音楽や雨の音などの自然環境音楽、香りではジャスミンなどは落ち着きますね。

でも、これらも色と同様に場合によっては逆効果になるのではと思います。

 

私はクラシックも自然環境音楽も好きです。

とくに自然環境音楽で滝や川の音、雨の音などを流していると心もリラックスできます。

だけど、10分も聴けば今度は気になって集中が分散されるんですよ。(笑)

読書や勉強に集中しようとしても、好きな音の方に意識がいってしまうのです。

お気に入りの音ということで、刺激を受け集中力が低下するのでしょう。

横になって、ぼーっとする場合には最適なんですがね。

結局、バッサリと音を消すことにして、いかに周りを静音状態に近づけるかに環境を変更します。

色の場合と一緒で、本当に集中すべき目的のために無意識に気をそらしてしまう刺激を減らしたわけです。

 

まとめ

好きな色の勝負服が必ず自分の勝負に貢献してくれるとは限らない。

好きな色だからこそ、無意識にパフォーマンスを低下させる可能性が高いので注意が必要。

 

 

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