腰にもやさしい両手トレッキングポールのススメ

最近は自宅近郊を意欲的にポタリング&トレッキング形式で周っています。
手放せないグッズとして定着したのがトレッキングポールであります。

使ってみて実感できたのが、単に腕に力を利用して歩くというだけではなく、つい猫背になって腰の負担が増すのを防ぐのに役立ってくれているということでした。
前方へのつっかえ棒的役割も兼ねているので、上体を起こし姿勢をただしてもくれるのですね。

そんな便利なトレッキングポールを使ってみての、私の4つの使用スタイル。

 

A:ノーマルスタイル

普通にグリップを握るスタイルですね。(笑)
ベストと言われるポールの長さは自分のヒジが直角になるように構えたときの手の高さ。
ぜひとも長さが調節できるタイプを使いたい。
持ち運びする際にもたためるほうが邪魔にならないですし。
当然、それぞれの好みや歩きやすさをふまえて、長めにしたり短めにしたりと個人的に適正な長さが決まってくるのでしょう。

 

B:上り斜面補助スタイル(非推奨)

手首を通してストラップで体重を支えるので、やはり危険!
体重を支えるように想定されていません。

上りでは素直に短めに持つか、ポールの長さを調整したほうが良いでしょう。

ポールの調整は上り道は短め、下り道は長めになるのでしょうが、上り下りが頻繁な道を移動する時は、面倒でいちいち調整してられないと思います。
やや上り斜面がきつめになってきたところでの私の対応はこれ。

指と手首の2点で支える形です。
ただし、手首のストラップの強度の問題が出てくるので注意が必要。
ナイロン系なら良いのですが、布系だと強度不足で逆に危険の場合があるかも。

でも、この手首支え。
とても使い勝手が良くて、すぐこのスタイルを取ってします。

 

C:下り斜面補助スタイル

一本で使用するポールにハンドル部分がT字型になっているものがあります。
下りで持ちやすくするために、あの形になっていますね。

2本使いの場合は、スキーストックと同じようにハンドル部分もシンプルに棒状。
ただし、ポールの頭を上から掴むように使用しても、それほど苦にはなりませんでした。

むしろ下りで体重をポールに乗せるのは、避けたほうが良いです。
あくまで、安定のための支えや軽い支点確保として使うべき。

上りだとつま先のほうに重心がかかりやすいですが、下りは逆にかかとのほうにかかります。
上りほど踏ん張りは効かなくなるということです。

その状態でポールに体重を預けてしまうと、斜面で滑って転倒する確率が上がってしまいます。
腰やお尻を思いっきり打ってケガに繋がってしまう危険もあるので気をつけましょう。

 

D:ロックな自然に触れるスタイル

這うほどに急斜面の岩場などは、素直に両手を使ってクライミング!!
まあ、逆にポールは邪魔になりますからね、そんな場所は。(笑)
ストラップ付きのポールは手首にぶら下げておけるので、こういうときは便利ですね。

 

★★★

ノーマルなAと違い、BスタイルやCスタイルは、あくまで補助的に支える程度前提で。
ポールの強度によっては、かえって危険な場合もありますので試してみる場合は自己責任でお願いします。(^^;)

それでは、良いトレッキングポールライフをお楽しみください!

 

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