痔手術体験記5回目になります。
前回まではこちらから
痔よさらば!(1)長年イボ痔で苦しんだが、観念して肛門科へ
痔よさらば!(2)イボ痔手術入院時はトランクスNGで
痔よさらば!(3)え?手術の時間、それだけ?
痔よさらば!(4)一週間入院生活
無事に手術を終えたと思った当日の夜。
本当の地獄がやってきたのでありました。
お尻の穴をガーゼで栓された状態で苦しみながらも放尿に成功した私は、心地よい朝を迎えるのです。
そんな続きのお話。
手術の翌日、入院2日目からは肛門を塞いでいるガーゼが外され、ナプキン生活への始まりとなります。
手術した部分は粘膜なので皮膚と違ってカサブタができません。
よって血は止まらずに少量ながらも流れてきます。
カサブタというフタができない状態で、傷の修復が行われるわけです。
ですから傷口が完全に塞がって血が止まるまで、ナプキンが必要になります。
まさか、この私が生理用ナプキンのお世話になる日が来ようとは……。
はじめて使用するにあたって、ナースさんから説明を受けました。
入院前に用意する下着にブリーフかボクサーパンツを指定されたのは、このナプキンを付けるためです。
トランクスではフィットしないので、血をうまく吸収できずに下着が汚れてしまうのですね。
トイレの個室へ移動し、だいたい教えられたところに位置合わせをして貼付け。
入院といっても基本的には安静にしているぐらいです。
一週間後の大腸ファイバースコープ検査までに、ある程度傷口が落ち着くことが目的でしょうか。
定期的にナースさんが便と小水の状況を伺いにきます。
最初に貼ってあるナプキンの状況を確認されました。
きちんとできていると思っていたのですが、いつのまにかズレてしまっていました!
途中から折れていたため、うまく出血を受け止められずパンツが汚れていたのです。
ナプキンがきちんと貼れていない状態で、パンツを上げてしまったからだろうか?
とりあえず、新しいパンツに交換して、もう一度ナプキンを貼ります。
しかし、なんと2回めのチェックのときも、パンツ汚れ発覚!
今度は貼る位置が前側寄りだったため、ベットで寝ている状態では、流れた血が背中側に達してしまったようです。
ナースさんが微妙に呆れた複雑な表情で言ってます。
「もう一度、パンツ換えてナプキン付けてくださいね。男の人って、ナプキン付けるの下手なんですよ~」
私はね、心のなかで叫びましたよ。
「(いやいやいやいや、初めてのナプキンを完璧に付けちゃう男性も、それはそれで嫌でしょう!ナプキン貼るの上手いですねって褒められて、ドヤ顔しちゃう男性とかイヤでしょう!)」
まあ、現実では、
「あ、はい、すみません。今度はうまく貼ってきますね」
背中側に流れてくる血を止めるためには、かなりパンツの後ろ側に貼らなければならないことがわかりました。
しかし、後ろ側すぎると、今度は歩きまわっているときに前側をカバーできないので、自分にあったポジションを見つけるしかありません。
使用していたナプキンは病院で購入できたもので、夜用29センチの一番大きいサイズです。
CMで「夜でも安心」とか言って流れているのを見たことあります。
しかし、あくまで女性用ナプキンですからね。
痔の手術をしたでっかいおっさん用に作られたわけではないのです。
サイズが小さいと文句を言うわけにはいかないのです。(笑)
まあ、短時間であっさりと2つもナプキンを犠牲にしてしまったわけですが、試行錯誤した結果もあって独自にうまく貼る方法を習得しました。
せっかくなので、ここで披露したいと思います。
【手術のあともこれで安心。ひろつそ式楽ちんナプキン貼付け方法】
- パンツとナプキンを持ってトイレ個室の便座に座ります。
- 左右好きな方のひざにパンツを裏側にして被せます。
- このとき、パンツのお尻側が手前に来るようにしてください。
- パンツの股のラインを目安に位置合わせ。前側が4センチ出るぐらいか。
- ひざと太腿を土台にしてナプキンを貼ります。
ひざと太腿が丁度良いラインを作ってくれるので、ナプキンも綺麗に貼らさります。
需要あるんだろうか、こんな情報……。(笑)
今回、ナプキンの件で終わってしまったなあ。
あ、パンツは8枚ほど用意していたので、失敗して汚れても替えには余裕がありました。
次回の記事はこちら
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