痔よ、さらば (6)入院生活:痛みとお薬と【体験記】

痔手術体験記6回目となります。
前回の記事はこちら↓

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手術してすぐ快適!というわけにはいかないな

私の入院目的は内痔核を切るという痔核根治手術でした。
スケジュール的には一週間ほど手術の傷跡が収まるのを待ち、最後に大腸ファイバースコープの検査をして退院という流れになります。

要するに最後の検査までおとなしくして、傷口を少しでも直しとけってことですね。(笑)

とは言っても、さすがに手術を終えて快調というわけではなく、手術跡の痛みは続きました。
2日ほどは座るだけでも痛かったのですが、だんだんと痛みも落ち着いてきます。

結構長引いたのは大便時の痛みのほうです。

これは仕方がないでしょう。

傷口は閉じようとしているのに、それに反して拡がる力がはたらきますからね。
でも、無理に排便を我慢すると肛門が狭くなるのです。
今後、用を足すときに苦労すると脅されたので、毎朝きちんと排便するよう心得ました。(笑)

痔で苦しんでいたときは、少しでも排便回数を減らそうと3日に一回ほどになっていましたから、快便習慣の復活です。

でもジンジンと痛みもあるし、用を足したあとの便器を覗くと出血もあるので、本当に傷口が閉じるのあろうかと、心配にはなりました。
排便を終えたときの感覚だと、もしかして痔核が飛び出てきてるのではないかと思ったぐらいです。

もちろん既に切り取ってしまって痔核など存在しないのですがね。
お尻を拭いた時、痔核が存在しない普通の肛門を確認するたびに、「ああ大丈夫だった、イボ痔は確かに無くなっている」と安堵しました。(笑)

私の病室は3人部屋でしたが、3人ともたまたま病名が違っていました。

私は内痔核ですが、他の2人は外痔核と痔ろうです。
単純に比較してどれが重い症状云々ということはいえませんが、私はまだ症状が軽いほうだったかと思います。
外痔核だと外側に手術跡がくるので、出血も目立つし、痔ろうだと膿で腸に穴が空いているので、術後の感染には特に注意が必要になってくるようです。

くすりいろいろ

術後に処方された飲み薬は下記の表のとおり。

一度に出たというわけではなく、今回の手術入院を通して出された飲み薬の一覧です。
当然、私は薬の知識がない只の素人なので、疑いようもなく、すべて出されるままに飲むしかありません。
だけど、基本的に痛み止めや感染予防のたぐいなので、医者や薬剤師からするとどれも定番な薬なんだと思います。

薬の名前 色/形 記号 薬のはたらき
ボルタレン錠 25mg
橙黄色 / 錠剤
CG 301
痛みや炎症を抑え熱を下げる薬。
病気そのものを治すものではなく、病気によるいろいろな症状や苦痛を和らげる薬。 
ヘモナーゼ配合錠
白色 / 錠剤
JD010
 痔などの手術後の出血や腫れを抑える薬。
 ムコスタ錠100
白 / 錠剤
OG33
 他の薬から胃を守る。
胃炎、胃潰瘍の治療に用いられる。
エクセラーゼカプセル
明るい橙 / カプセル剤
MSX01 
 消化を助ける薬。
セフゾンカプセル 100mg
淡褐色 / カプセル剤
339
細菌による感染症の治療に用いる薬。
ソレトン錠80 80mg
白 / 錠剤
NCP114N
痛みや炎症を抑える薬。
リウマチ、関節炎の薬。
病気そのものを治すものではなく、病気によるいろいろな症状や苦痛をやわらげる薬。

いまの薬って錠剤そのものに薬の名前やら記号やらがプリントされているんですね。
患者側でどの薬がどれが判断しやすいように改善されたということでしょうか。

病院から薬をもらって飲むことじたい、少なくとも10年振り以上だと思うので、知らないうちに変わっていたことを発見するのが面白いものでした。

次回の記事はこちらから

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