シンプルライフは周りの消費生活があってこそ。

2019年10月から消費税が10%に上がることが決定しましたね。
5%と8%に上がったときに、逆に税収が落ち込んだ歴史的事実を振り返ると、政府というかその後ろで暗躍する財務省がどうしたいのかはわかりませんが、この日本国の決定システムで決まってしまったものだから仕方がない。

ミニマリストとまでは行かないまでも、シンプリスト的には一般的な生活に比べて消費は抑え気味になるのは自然な流れでしょう。

けれど、だからと言って他人が大量消費しているのを、単純に咎めるのはずれているような気がします。
周りの消費というか、経済が確実に回ってくれたほうが、シンプルライフも捗りますから。
持ちつ持たれつでしょうか。

モノが少なめのぶん、確かに他の人に持たれっぱなし……。

経済が発展するということは、社会のインフラ環境も向上することに連動しています。
発展と言っても、少なくとも昭和の公害撒き散らしという時代は素直に全面受け入れはできませんが……。
ただし、今はその反省もあって、環境対策についてはあの頃よりはシビア。

それに現代の日本じゃ、もはや国全体が農村生活には戻れない。

生活のスタイルに多くの選択肢をもつことが可能というのは、結果的にそれぞれが自分自身のシンプルライフを追求しやすくなるわけです。

ですから、他人に対して消費するなと強制することは的外れ。
自分がシンプルライフを(またはミニマルライフの人も)快適に実践するために、消費を頑張ってくれる人も必要です。

まあ、必ずしも「シンプルライフ=消費少ない生活」ということではありませんが。

シンプルライフは自分の意思。
だけど、他人は他人のしたい生活スタイルの意思を持っています。

時々、世間を騒がせているのが完全草食主義のビーガンの人たち。
自分たちがその生活スタイルを主張して生きていくのは構いませんが、厄介なのは他人にそれを強制させようとすること。

自分がビーガンとして幸福を感じて生きることが真の目的のはずです。
他人がビーガンとして生きていないことに腹を立てて不快を感じて生きることが目的ではないはず。
目的を見誤らないでほしい。

ある意味、反面教師として参考にすることもできますね。
まあ、世の中の出来事は、自分の教師か反面教師、どちらで捉えるか考えることで全て役にたつのですが。

少なくともシンプリスト的に生きるとしたら、自分の幸福を追求したい。
幸いなことに、周りは逆に自分の分も消費活動に懸命になってくれたほうが、先程も言ったように環境は明るくなるのがシンプルライフ。

さて、消費税10%へのチェンジはその足を引っ張るのかどうか。
それとも5%、8%と違う結果が待っているのか。
シンプリストどころかミニマリストが増えてしまうのか。(笑)

注目ですな。

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