ニコニコ動画「比叡山延暦寺巡り」の生放送が良かった!

今年は比叡山延暦寺において、「伝教大師最澄 1200年大遠忌」ということで、「至宝展」が催されているようです。(11月30日迄)

天台宗総本山 比叡山延暦寺HP

それにともない、ニコニコ動画で9時間の生放送が行われていました。

私は当日ではなく後のアーカイブ放送で視聴したのですが、普段は目にすることができない仏像や非公開の場所を拝見でき楽しめました。
(アーカイブがいつまで視られるのかは不明)

また、いろいろと誤解していたことが判明して、たいへん勉強になります。
まず、比叡山にある延暦寺ですが、延暦寺という名前のお寺は存在しなかったのですね。
このエリアに建っている寺を総称して延暦寺と呼んでいたとは。
全然、知らなかった。

比叡山の修行といえば、有名なものに「千日回峰行」があります。
のべ千日間を真言を唱えながら比叡山の山道を歩き回るやつですね。

これ、傍からみれば、「普通に苦行じゃないの?」と思っていました。
苦行といえば、お釈迦様がこれでは悟れないと否定したヒンズー教修行スタイルのあれです。
どうして、お釈迦様の教えに逆らって苦行なんてするんだろう、おかしいだろうと思いこんでいました。

実は、決して肉体を痛めて苦しんで、その苦しみに耐えるために行をしているわけではなかったのですね。
全ての修行は、あくまで己の向上を目指しての行い。
たとえ修行中に肉体の痛みを生じる場合があったとしても、それが目的ではないわけです。

それぞれの祈る場所を渡り歩くことが目的で、結果的に長時間長距離を移動したにすぎないとのこと。
長時間長距離を苦しみに耐えながら歩き続けることが目的ではないのです。

あとは「十二年籠山行」の存在。
文字通り12年間も籠もるのですが延暦寺の範囲どころか、伝教大師最澄が眠る「浄土院」に一人で籠もる行です。
大変な行があったんですね。

ひとつの建物に12年間とは。


 

電波状況が決して良くはない環境、場所を移動しなければならない状況で映像は時々途切れているのですが、アーカイブだと飛ばして視ることができるので問題ないと思います。

最後の30分では、千日回峰行を達成した上原行照大行満大阿闍梨さまへの質問コーナーがありました。

そのなかで、特に強い印象を持ったのが、「後悔」に対するお答え。
自分に対して「後悔」しているということは、逆に言うと、きちんとしようという気持ちを抱えているということ。
だから「後悔した」ということは、自分が向上できる原動力の現れ。
自分を卑下すること無く、少しでも、一つひとつ登っていければ良いとのこと。

たいへん良いお話を聞かせていただきました。
ポジティブな心を忘れないで、生きていきたいものです。