地図の基本、2万5千分の1図は見ていて楽しい。

地図は楽しい

たまたま図書館で目についた『地図の記号と地図読み練習帳』(大沼一雄、東洋書店)を借りました。
書籍前半の3分の1ほどは地図記号についての説明。
残りの3分の2は実際に2万5千分の1図の全国のエリアから著者が選択して、読図の例として説明がされています。

これを読んで最初に思ったのが、「あ、久しぶりに2万5千分の1図を手元で見てみたい」ということ。
久しぶりにと言ったのは、以前に登山をするのに使っていたからです。
ここ最近、ぼちぼちと周りの低山ぐらいは登るようになり、やはり地図を見るのは面白いと再発見できました。

日頃はデジタルではグーグルマップで眺めるか、紙では昭文社のライトマップ道路地図をめくるかのどちらか。
しかし、ビシッと等圧線が入って地図記号が散りばめられている国土地理院の地図は、まさに地図という感じがして惹かれれます。

遠い山へ登山をする予定はないけれど、家の周りの地図ぐらいは紙で眺めて楽しむのも良いなと思い、すぐに地図購入に外出しました。

2万5千分の1図なんて、それなりに本屋でも大型店舗にしか置いてないのですが、幸運なことに近場にコーチャンフォーがあってラッキー。

いろいろ変化があったのだね

しかし、数年ぶりにマジマジと地図を目にして驚きが。
まず、カラーの多色刷りがある!

今までのは3色刷りですが、多色刷りの色分けだとさすがに解りやすいですね。
まあ、その分、お高くつきますけれど。

そして、本日9月30日と翌日の10月1日では、販売価格が値上げしてしまうという注意書きの張り紙が!
偶然、値上げ前の日に私は地図を買おうと思ったんだ。
これは、確実に何かの力が私にはたらきかけている!(笑)

まあ実際のはなし、ネットが浸透した現代において地図のサービスは充実しました。
国土交通省国土地理院のWEBサイトで、地理院地図を無料で閲覧できるんですけれどね。
より専門的な種類の地図も有料ですがダウンロードすることができます。
家庭用のプリンターで出力するのは厳しいですが……。

それでもやはり、紙を手にして見るのは楽しいものです。
デジタルも良いけれど、アナログの良さもある。
持ち歩くのに紙のほうがまだ楽というか、とっつきやすいし。

値段が上がるのでした。

国土地理院では、8月30日に価格改定を発表していたんですね。
(結構、最近じゃないか)
 地図・空中写真等の価格改訂のお知らせ

PDF形式の価格表へリンクが貼られていますが、私が購入した2万5千分の1図(多色刷り)の場合、
旧価格339円 → 新価格427円 となります。
88円の差額は大きいな。

2万5千分の1図(3色刷り)の場合だと旧278円 → 新350円

おもな値上げ理由は、地図等の作成経費上昇とのことです。
逆に電子複写図は価格が下がるんだ!
物理的な紙の印刷は費用かさむという現れでしょうか。

私でさえスマホに地図入れて、その場で現在地をGPS確認する時代だもなあ。
それでも紙地図も大切に残していきたいものですね。

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