北海道胆振東部地震から一ヶ月以上経っていますが、いまだに余震が起きています。
有珠山系や十勝岳系の噴火型は別として、日高沖や釧路沖など北海道では時々プレートが絡む地震が起こっているのですが、余震がこんなに長いのは初めての経験です。
日本列島そのものが地震頻発エリアなのですがら、日本に住むからには地震と付き合って生きていかなければならないのですが、いつも以上に余震が続くのは不安。
今回の地震において、流れたデマのひとつが「水道水が午後3時で止まる」でした。
結末を述べると、我が家もまんまとそのデマにのせられてしまったわけです。
普段からデマに注意する気持ちはあったつもりですが、いざ、そういう環境に置かれると対策はとってしまいたくなるものだなあと感じました。
なにごとも冷静に状況分析が必要ですね。
デマに流された原因のひとつは、情報分析の不足です。
地震後、北海道全体がブラックアウトするという大規模停電になりました。
この時点で、私の情報源はラジオと口伝てのみ。
スマホの単独契約はしていないのでネット情報は家のWi-Fiを通してということになります。
部屋にある固定電話もネット回線を使うIP電話のみ。
停電している状況では、どちらも使用不可です。
親の電話は通常のNTT経由。
今回の「水道水止まるぞデマ」の流れは次のようになります。
親戚大叔父 → 父(大叔父より固定電話) → 父より口伝え
後日、一段落ついてから大叔父に問い合わせた結果、「インターネットで見た!」(笑)
元ネタはそのまんま、ネットで拡散されてしまった例のもののようですね。
このデマが伝わってきたときは、ほぼ疑うこともなく、せっせと水の確保をしていました。
風呂場の水を溜めたり、空きのペットボトルをいっぱいにしたり。
情報が遮断されると、このように確認を曖昧にして行動してしまいました。
反省です。
よく考えれば、もし本当に水道が数時間後に止まるのであれば、地域に知らせるために行政のクルマがスピーカーで呼びかけるはずですね。
突然のブラックアウトならともかく、数時間後に水道が止まるというのは人為的。
それまでにできる限り公平に「知らせる」という対策をとっているはずでした。
それが無かったことから、この情報の信憑性を疑うべきだという選択も必要でしたね。
次に別のトラブルが起こったときに、なるべく冷静に情報分析できるよう今回の件を教訓にしたいと思います。