健康のためのはずが、ラジオ体操は腰痛の危険あり?

 

健康のためラジオ体操続けようかと思ったが

こんにちは、ひろつそです。

今回、戸田佳孝著『ラジオ体操は65歳以上には向かない』を読みまして、腰痛持ちにとって感じたことを書いてみました。

結論を述べると、ラジオ体操は避けようと思います。

本の対象はタイトルから65歳の高齢者向け。
簡単にいうと、ラジオ体操は高齢者にとっては膝、腰が負担になり健康目的のはずが不健康への道を進んでしまっているということ。

高齢者の域に達していなくても、40代50代で既に腰に爆弾抱えているような我々腰痛持ちからすると、無理にラジオ体操を継続することが、身体を壊す道を進んでいるように思えるのです。

ラジオ体操が国民的に愛されているのは確か。
スローペースで行ったら健康増進に役立つのではと考えました。

ですが、ゆっくりやるにしてもわざわざ連続動作を通しでやる必要はないかと。

間違った体操をしてしまう

戸田氏が上げる高齢者が行っている間違っている3点は

  1. 上半身の不完全な体操
  2. 膝に負担をかけるジャンプ
  3. 腰に負担がかかる無理な前屈

腰痛注意は3番目ですね。
前に屈伸して、後ろに思いっきりそらす運動です。
ラジオ体操第一、第二の6番目、「体を前後に曲げる運動」
ラジオ体操第二、10番目「体を倒す運動」になります。

これらの運動の目的は「背骨の柔軟」と「腹部への圧力変化による消化器官の働き援助」です。
腰椎と骨盤の連携がうまくいってない状態で前かがみの運動をリズムよく勢いをつけて行うことは宿敵ギックリ腰の発生確率を高める危険性あり。

もし、ギックリ腰対策で腰椎、骨盤部分の筋肉を強化するのならわざわざラジオ体操で行う必要はなくなります。

効果と効果なし

ラジオ体操はきちんと行えば相当な運動量になり、健康に良いという意見も当然あるでしょう。
また、実際に健康だという人もいると思います。

書籍では、ラジオ体操に関して神奈川保健福祉大学健康サポート研究会調査によると

効果あり
女性の高血圧予防に有効
毎日の継続で指先血液循環が良好
ラジオ体操継続が精神的健康の保持増進となる

効果なし・効果不明
体重や脂肪を減らすダイエット効果なし
胸そらしや深呼吸をやったつもりでは呼吸機能維持・改善にならない
骨密度の改善ふらつき防止にならない

とのことです。

ラジオ体操を毎朝続けているという習慣が精神的健康には繋がっているようですね。
ただし、やはり腰に負担のある人は避けるべきだと思います。

正しいラジオ体操はハードモード

ラジオ体操をきちんと行ったレベルはどういうものか?

これは幸いにもNHKのEテレで毎朝6時25分から誰もが視聴することができますね。

キビキビと正しいラジオ体操を行うお姉さん方の運動能力は惚れ惚れするほどです。

NHKのサイトで出演者経歴を見ることができますが、大学の体育学部系を卒業されたまさにプロの方々。
動きが素晴らしいのは当然ですね。

このレベルを自分にやれと言われたら……、「はい、無理です」

私は小学校時代だらだらとラジオ体操を行ってきました。
そんな私が初めてNHK教育テレビでプロの体操を見ました。

今まで自分が行っていたものは、なんてデタラメかと思いましたね。笑

腕を伸ばす時はきちんと伸ばす。
膝を曲げるときはきちんと曲げる。
肩をしっかり回し、屈伸や跳躍をしっかり。

そして最後の深呼吸。
小学校のころ、きちんとできていましたか?
最後までいいかげんじゃなかったですか?

あえて、やらない選択

戸田氏はラジオ体操だけでなく、新たに加わった「みんなの体操」も含めて、膝や腰の痛み対策には
これらとは別に筋肉トレーニングの必要性を謳っています。

単にラジオ体操を否定するのではなく、もし続けるならより効果的に体の健康促進を考え、補強というカタチで別に筋トレをするよう勧めています。

腰痛持ちの立場からすると、膝や腰の強化、腰痛予防をねらうなら膝や腰をかえって悪化させてしまう可能性のあるラジオ体操は思い切って選択肢からはずすべきでしょう。