雑記 読後感想

読後感想『北海道を守った占守島の戦い』(上原卓著、祥伝社)

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先の大戦である大東亜戦争の終戦日は、昭和20年8月15日。
昭和天皇による「大東亜戦争終結の詔書」の玉音放送があった日です。

これが日本においての終戦記念日。

しかし、当然この8月15日を境に、ぴったりと戦争が終了したというわけではなく、各地において交戦は続いており、犠牲者の数も重なっていったのは事実でした。
そんな犠牲があったひとつが北千島で行われたソ連との戦い。

『北海道を守った占守島の戦い』は、その北千島最北端の占守島での戦いの歴史が記述された本です。
新書版なんで読みやすかったです。

終戦直後に火事場泥棒として日本との条約を破って北海道エリアに侵攻してきたのがソ連軍。
計画としては北海道の北半分までをソ連領とするべく千島列島の北端から戦力を南下させようとしてきたわけです。

現地の日本軍側としては、8月15日をもって戦争は終了なんで「はい、おしまい」という単純なわけには当然行きません。
なんとしてもソ連の侵攻を防ぐべく、8月22日の正式な停戦交渉が行われるまで戦闘を継続せざるを得ない状況でした。

全ては一人でも多くの日本国民を守るために、自分たちが犠牲になって。

 

昭和18年5月30日アッツ島玉砕。
同年8月1日キスカ島撤退。
同年9月12日米軍が占守島の南、幌筵島空爆。

その後の昭和19年4月に第91師団戦車第11連隊将校として占守島に着任した長島厚氏が戦後に語っていただいた内容をもとに、この本では当時の悲惨さが伝わってきます。
そして、日本国のために我が身を犠牲にして戦ってくれた英霊たちへの感謝を、改めて感じさせてくれる本でした。

札幌護国神社境内には、戦没者慰霊碑が数基ありますが、やはり、こういう話を具体的に聞いたうえで慰霊するのでは、気持ちの入り方も全く違ってくるでしょうね。
私は今夏に初めて訪れたのですが、占守島での戦いは知っていたとはいえ、詳細は知りませんでした。

他の戦地で犠牲になった英霊に対してもそうですが、今の時代に生きる日本人にとっては、彼らが確かに命をかけて戦ってくれた事実を忘れないということが、最も重要であるかと考えます。

夏に札幌護国神社に参拝したときに、一枚だけ撮っていた北千島慰霊碑。
他の慰霊碑もあり、ほぼ流れ作業的にそれぞれの慰霊碑に手を合わせる程度でしたが、改めて感謝しにいきたいと思います。

右手前に設置されている石は、占守島内で激戦地となったひとつの四嶺山の石です。

本を読んだあとに伺っていたなら、確実に感慨深げに触らせていただろうなあ。
恥ずかしいことに、あとで画像を見直して初めて石が置かれていることに気づいたのでした。

何はともあれ、本当に英霊に感謝です。

 

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