健康 読後感想

日本人に合ったの習慣を考えるきっかけになった@日本人の「体質」

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『欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』(奥田昌子著、講談社)を読みました。

感想の結論というか、こうであるべきだなあと思ったのは、

日本人は日本人らしい食生活をできるかぎりすること。
飲酒と禁煙の習慣を避けること。
常に適度な運動を心がけること。

ということです。

ご覧のように、当たり前に言われてきたことですね。

 

そして健康を決めるのは

遺伝的素因と環境要因のふたつの相互作用によって影響を受けるとのこと。

 

著書内では、欧米白人と日本人との体質の違いを挙げています。
遺伝子に違いがあるから、欧米人の研究結果で良いとされているものが、必ずしも日本人に当てはまるわけではないとのこと。

巻末には各参考文献が記載されていますので、説得力はありますね。
もちろん、学会等で発表された研究結果が全て正しいというわけではなく、条件によってひっくり返されるケースも多々あるので、100%の正解は無いのでしょうが。

ただし、明らかに違いがあることに関しては、素直に受け入れることができると思います。

 

筋肉

筋トレに関しては、その違いが解りやすいでしょう。
一般に欧米白人と日本人の速筋と遅筋の割合は違うことがわかっています。

速筋というのは、白筋とも言い、瞬発的に大きな力を出す筋繊維
遅筋というのは、赤筋とも言い、ゆっくり長時間はたらかすことのできる筋繊維

日本人は速筋:遅筋の比率が3:7程度に対して、欧米白人の多くは5:5から6:4程度です。
世界大会レベルでマラソン優勝を狙える日本人も100m競争優勝は無理ですよね。

もともと遅筋の率が多いカラダを使って生活している日本人は、無理に速筋を強化するにはかなりの負担をかけなければならなくなります。

 

食事

健康食品といえば、ミルクでカルシウムを取り、オリーブオイルで血の質を上げるという話をよく聞きます。
ただし、これもあくまで欧米人の体質を基本とした効果が参照されているとのこと。

日本人のなかでは、体質的・遺伝子的に「合わない」場合は、かえって逆効果になる場合も。
最初から日本人の食生活で牛乳が飲まれていたわけではないですからね。

そして、それは肉食に関しても言えるようです。
炭水化物中心で生きてきた日本人にとっては、カラダは炭水化物を多めにとる生活に適応しています。
糖質制限にこだわる必要はなく、欧米白人に比べてエネルギー源となるブドウ糖を作り出すインスリンが4分の一である日本人には、炭水化物が必要なのです。

これも欧米の食事スタイルに合わせてしまうと、体質的に悪影響が出る可能性もあります。

日本の食スタイルとしては、昔ながらのいわゆる青魚(サバ、ニシン、イワシ等)と大豆(味噌、豆腐、納豆等)が有効。
そしてご飯(炭水化物)をいただく。
もちろん、食べすぎず適量に。
結局、基本中の基本を保つのが良いのですかね。

 

運動・飲酒・喫煙

これも大半の意見として常識になっていますが、結局は適度な運動が大切。
遺伝的要因にたとえ問題があったとしても、悪化させる複数のスイッチがオンにならなければ影響はでないこと。
たとえ双子であっても一方がガンになっても、もう一方がガンになる確率は10~20%だっということです。

つまり、単に遺伝的に仕方がないと諦めることはなく、環境要因が大きく関わりをもってくるのですね。

その環境要因を良好にするのは、適度な運動とできるだけ飲酒・喫煙を避けること。

これも定番といえば定番のご意見。

 

おわりに

遺伝的要因として、日本人に適した食事を取る。
環境要因として、適度な運動をし、飲酒・喫煙を避ける。

次々と話題となって現れる健康食品は今後も出てくるでしょう。
それは日本人に合っているのかどうか、はたまた欧米人に合っているだけか?
また新たに示される健康対策は、日本人の体質に良い影響を与えるのか、悪い影響が増加するのか?

単にこれが良いからと受け入れるのではなく、もうひとつ上の視点から考えさせられる内容の本でした。

 

ゑまき336




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