今回読んだのは
『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(ケント・ギルバート、講談社)です。
題名に絞って結論を言えば、儒教の教科書として代表作である『論語』から、率先して中韓が取り入れて残った要素が「公」より「私」の利益優先。
また、徹底した「下」の立場より「上」の立場優先。
自分たちが中心(上)であることが前提なら、そこから遠ざかるもの(下)に対して、自分たちが利益を失することは許されない思想です。
まあ、これは、歴史と地理をも絡み染み付いた思想ですから、外側から我々が変えろといっても今更無理。
そのようなルールで生きているのですから。
外側の人間ができることは、そういうルール、思想の元で生きている人たちがいると認識することでしょうね。
当然、あくまで認識するだけで、その思想を受け入れる必要は皆無でしょう。
我々日本人にとっての一番の問題は、内側からの圧力。
諸悪の権現を端的に言えば、ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム(WGIP)。
日本人に自虐史観を植え付けようとして、今なお影響を与えている連合国側の作戦です。
明らかな事実ですが、いくら言っても受け入れない日本人も多々存在します。
これはある意味、仕方がないこと。
人間というのは、身近な者の意見をなかなか聞かない傾向にあります。
いくら正論を言ったとしても、家族が耳を貸さないケースが多いのもその理由のひとつ。
これ、日本人どうしの場合に当てはめて考えられるでしょう。
最初に受けた教育や情報を信じる自分を頑なに守ってしまい、同じ国民の他の日本人が言っても意見を変えたがらない人も多く見受けられます。
これが自虐史観が染み付いた日本人による内側からの圧力。
そんな状況を少しでも打破するために、ケント・ギルバート氏の言動や著作は役立ってくれるのではないでしょうか?
なにしろ、大東亜戦争時代に敵国であり、正真正銘、徹底的に日本を自虐史観漬けにしようと行ったWGIPの首謀国家アメリカの国民なのですから。
その氏が、日本の自虐史観漬けに警告を鳴らしているわけです。
過去のWGIPの事実を認め、今は自虐から覚めるべきだと言っています。
多くの書籍を出されていますが、内容的には一貫しています。
未だに「日本が悪い」で思考が止まってしまっている人も、日本人ではないにも関わらず日本を愛するケント氏のような人の意見を素直に受け止める必要があると考えます。
すでに戦後70年以上が経っています。
事実と違う教育を受けたまま、はっきり言うと騙されたまま人生を終える人も多くいることでしょう。
その数がいつまでも減らないとしたら……。
あまりにも悲しいではないですか。
そんな人達が少しでも減ることを望みたいのです。