つまらないアニメを視聴したときの敗者は誰なのか?

視聴はかならず自分の時間を浪費する

どんな作品でも視聴したひとたちの100%が面白いと思ったり、逆に100%がつまらないと思ったりすることはないです。
自分にとって明らかにつまらないと感じた内容であっても、誰かにとっては面白いこともあるでしょう。

つまり、「つまらない」のは、単に自分に合わなかっただけということ。

自分に合わない作品にたいして、自分の貴重な時間を浪費してしまったのですから、この点に関しては明らかに自分が負け。

もちろん、多くの視聴者から人気を得られなかった結果、制作側が興行的に失敗してしまうケースもありうるのでしょう。
でも、それはあくまで制作側の問題。
自分が面白かった、つまらなかったとは関係ありません。

逆に自分が面白くてぜったいに続編を見たい作品があったとしても、その他大勢には不人気で続編が出なかったら残念な場合も起こりうるでしょう。
「面白い」と思った自分は満足という勝ちを得たはずだったのに、制作側の都合まで範囲をのばすと負けの気分を被ってしまいます。

 

つまらない思うぐらいなら、さっさと損切り

ニコニコ動画でアニメ視聴時に流れるコメントを見ていると、「つまらない」という書き込みもちらほら見られます。
まあ3話ぐらいまでならわかりますよ。
作品の世界観を把握できるまで退屈だけど我慢しているということもありますから。

でも、最終回近く、1クールなら10話以降でも「つまらない」というコメントを見ることが結構あるんですよ。

これは、コメントを打った本人が自分にとって無駄な時間を費やしてしまったと公言しているようなものです。
さっさと見切りをつけて、他にあまたあるだろう自分にあった作品の視聴や、他の面白いことに時間をつかうほうがよっぽど有意義でしょう。

1話24分が1クール12話と考えて、288分ですよ。
5時間近くも自分がつまらないと思うものに、時間を取られるのはバカバカしいと思いませんか?

『ドラゴン桜』作者の三田紀房氏が『インベスターZ』という作品を描いています。
そのはなしのなかで、主人公が上級生たちからあるテストを受ける場面があります。
自分でお金を払って退屈な映画を観せられたとき、どのくらいの時間で見切りをつけるかという判断力を試される内容です。
漫画のテーマが投資なので、損切りに対しての心構えのはなしなのですが、アニメ視聴にも同じことが言えるでしょう。

自分の時間を無駄に投資して、わざわざ「つまらない」という感情を得ることは、いつまでも株を塩漬けしている負け投資家と同じです。
ご丁寧に「つまらない」と発言し続けるのは、損失なだけです。
さっさと、自分に合わなかったと判断するべきなんです。

 

脳は発した言葉に対して、主語を明確ししていない。

なかには他人の作ったものに「つまらない」とレッテルを貼ることが趣味なひともいるのかもしれません。
しかし、脳はその「つまらない」と発した単語が誰にたいして投げかけられたものか判断できないのです。

脳科学の研究により、脳は意識的に理解していたとしても、無意識的には主語を判別できないことが実証されています。
他人を褒めることも、けなすことも、全て自分の脳に影響を与えてしまうということです。
「つまらない」という言葉を言い続けたり書き続けたりしているのは、脳がそのまま自分にたいして「つまらない」と判断し続けていることになってしまいます。

自分が攻撃していたのは、他人の作品ではなく、じつは自分自身だったということにだってなりうるのです。

まあ最初の見切り判断が、必ずしも明確に自分に合わない作品となるとは限らないのですがね。
最近のわたしの例では『けものフレンズ』がそうでした。(笑)

「これは、合わないかな」と1話切りして、あとから評判を耳にして、出戻り視聴という、このカッコ悪さ。(笑)
それはそれで、次の機会に失敗経験として役立てられれば、今後は良い経験として生きていくのでしょうが。