11日に厚生労働省が風疹予防接種空白の世代に対して抗体検査及びワクチン摂取を期限付きで原則無料にする発表をしました。
各新聞社は翌日12日の朝刊でそれを記事にしているようです。
普段ならあまり関心をもたない省庁の発表も、おもいっきり自分が関わってくると関心を向けてしまいますね。
この案件で対象となるのは
1962年4月2日から79年4月1日生まれの男性 |
2018年現在39歳から56歳 |
期限2022年3月末 |
対象者には、まず抗体検査の実施
免疫がないと判明したものには、ワクチン接種
となるようです。
日本国内で免疫のある人は92%。
しかし、「空白の世代」だと80%ぐらいに下がるとか。
単純に計算すると、この「空白の世代」のなかでは免疫がないけれど、ワクチン摂取をしていなかったので免疫を持てないままの人たちが12%前後存在するということだろうか。
いつもなら、「風疹?上等や!罹っても自力で克服してやる!」とか強気になりそう。
しかし、状況的にそうは言ってられないのですね。
つまりは、他人に迷惑をかける可能性が高いということ。
具体的には、自分の風疹罹患が妊婦に感染してその子供に影響を与えてしまうおそれがあるということです。
万が一、抗体を持っていなかった自分が、調子が悪くなったときに勝手にただの風邪だと判断。
そのまま知らないうちに風疹ウイルスを撒き散らす最悪の事態へ。
厚生労働省が特にちからを入れているのは、妊婦または妊婦予定のひとがいる家族からの感染予防。
家族にいなくても親戚やよく会う知人家族に対象者がいた場合、他人事にしてしまうのはさすがに無責任。
生まれてくる子どもたちが感染で難聴や心疾患になる危険もありうるようですから、「そんなの知らん」で済ますわけにはいきませんね。
周りにたとえ確率は極端に低くても、知らないうちに街中で感染に加担してしまうのは避けたいものです。
わずかとはいえ、その確率がゼロでは無い限りは。
期限付きとはいえ、抗体検査、ワクチン摂取の費用が無料になることも考えると、受けるに越したことはないですね。
普段なら個人で抗体検査や風疹ワクチンを摂取するとなると、私のケースでは保険は、ききません。
地元の札幌市の場合、「妊娠を希望している女性」と「妊婦の配偶者」に対しては以前より無料です。
私のように当てはまらない者は、普段なら当然自己負担となります。
医療機関によって費用はバラバラのようですが、ちょっと検索かけてみると抗体検査で2000円前後、ワクチン接種で6000円前後。
これが2019年からの約3年間にかぎり無料になるのなら、利用しない手はありませんね。
費用が自己負担なら、「うん、まあ、別にいいかな……」といい加減な対応してしまいそうだし。
この件に関しては、自分の健康とともに、他人の健康も意識して動いてみるのが心情的にも安心できると考えます。