さっぽろ文庫:電子化で読めて札幌の歴史把握におすすめ。

『さっぽろ文庫』という札幌地域叢書があります。

昭和52年から平生14年まで、札幌教育委員会編集により出された札幌の歴史、自然、文化等を全100巻に渡ってまとめたものです。

さすがに現在は絶版ではありますが、北海道新聞社発行で市販用としても発売され、また札幌市内の図書館、図書室に蔵書として確保されているので、借りて読むことができます。

実はこの『さっぽろ文庫』、全てではありませんが電子化されているのでネットからダウンロードして読むこともできるのです。

著作権確認の関係上、一部電子化されていない巻や箇所、そして後半の71巻から100巻は残念ながら読めないのですが……。

 

さっぽろ文庫インターネット版(札幌市サイト内リンク)

それでも、各識者が綴った文章は読み応えがあり、知らなかった札幌の知識を得られます。

 

ただし、アプリケーションソフトは「株式会社ボイジャー」の T-Time のみとなっています。
公式サイトリンク:ボイジャー株式会社

ソフトが無い場合はT-Timeダウンロードセンターからダウンロードする必要がありますね。(無料)

 

ひとつ不満を申しますと、この『さっぽろ文庫』電子版では、地図や画像は表示されません。

著作権的問題か技術的問題か理由は判りませんが、興味ある巻でどうしても地図や画像を見たい場合には、実際に図書館の蔵書を借りて中味を確認する必要があります。

まあ、私の場合は内容が地元の話なだけに文章だけでも興味深く次々読んでしまって時間が経ってしまうのですがね。(笑)

 

明治政府以降の開拓開始から150年ほどの北海道。

本州等いわゆる内地に比べて、開拓の歴史は、ぎゅっと詰まっていますが、だからこそ逆に把握しやすく歴史の流れを理解できる利点もあると考えます。
本シリーズを読むと、実際に関連の場所に行きたくなるおすすめの文庫です。

 

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