さらば!百年記念塔に会いに行く!@札幌市厚別区

腰と膝のサポーター強化により、長時間の歩行やポタリングでダメージが返ってくる悲劇をある程度克服した私。
増長とまでは行かないけれど、けっこう調子にのって遠出したくなります。
手稲区民にとって、ゆっくり自転車漕ぎのポタリングと言うのに限界的ラインかなと思える反対側の厚別区へ向かいました。

目的はただひとつ。

百年記念塔に会いに行くこと。

今年(2018)は北海道開道150周年になります。
そして50年前の100周年を記念して建てられたのが、北海道百年記念塔

しかし、悲しいかな。
50年も立つと老朽化が進んでしまい、補修の道も断念されて、結果的に解体の方向になってしまいました。

北海道新聞電子版記事:百年記念塔解体へ 道方針、跡地にモニュメント(現在リンク先削除)

維持費で30億円弱か。厳しい現実ですね。
100年を記念しても50年ほどしか保たなかったのか。

ルートは街中をひたすら自転車走らすようなものなので、途中の画像はほとんど撮らず。
約13km走って、豊平川を横断します。
行きのルートは、環状北大橋。
手稲区民な私にとって豊平川は心理的にも物理的にも障壁という感覚。
ここを札幌中心街を通って抜けると、遠くまできたなあと実感します。(笑)
クルマだと楽に来れるんですけどね。

ああ、目の前にすると、やっぱり豊平川河川敷も走りたくなるなあ。
以前、川岸どこも同じだとか言ってごめんなさい。

豊平川から9kmほど更にポタリングで野幌森林公園付近まで到着。
百年記念塔が見えた!

私の記憶が正しければ、過去に2回来ているはず。
いつだったかは正確に覚えていないけれど、いずれにしろ旧世紀の頃です。(笑)

早朝に出発したので、朝8時台。
観光客が来始めるのは、しばらく後かな。

こんな場所だったかな。まったく覚えていないや。
私が食事タイムでベンチに腰掛けているときに軽自動車が巡回してました。
場内はとても綺麗に整備されているようです。
ゴミも落ちていない。

お久しぶりの百年記念塔。
時間的に思いっきり逆光状態なので、正面からは陰になってしまいました。

ここでクイズです。
北海道開道周年メモリアルであるこの年記念塔。
さて、台座から突端までの高さは何メートルでしょうか?

はい、正解。
100mですね。(笑)

裏側はこんな感じです。

老朽化が進んだせいで、壁面が剥がれて落下した箇所もあり、危険な状態。
本来は建物のなかに入れるのですが、現在は立入禁止で近づくことができません。

まあ、このサビ具合がそそられる要素であったりもするのですが。

仕方がなくカメラの望遠撮影。
このレリーフは、いずれこの地に造られるであろうモニュメントの一部として近くで見ることができるのかな?

側面はこんな感じ。
なんだか爬虫類の背中的なフォルムですね。

百年記念塔の奥には野幌森林公園が広がっています。
札幌市、江別市、北広島市の三都市にまたがる野幌丘陵で、同じく北海道百年を記念して道立自然公園に認定されました。

2,503haという広さ。
札幌ドームのグラウンドに換算すると、約387個分ぐらい?(笑)

せっかくだから近場だけでも散策しようと思ったのですが、例の台風21号の影響でご覧の通り。
おのれ21号!

百年記念塔の近くには、北海道博物館と北海道開拓の村があります。
札幌の観光において、「お得だねチケット さっぽろセレクト」の利用が文字通りお得です。

こちらが北海道博物館。

そして、こちらが北海道開拓の村。
漫画『ゴールデンカムイ』に出てくる建物の多くを見ることができるので、今だとゴールデンカムイファンには聖地巡礼場所ですかね。(笑)

私は実は一度も入ったことがないのですが……。

この開拓の村見物考えていたのですが、この後再びポタリングで手稲区に帰ることを考えると、精神的余裕がありませんでした。
また別の機会に必ず来たい。

ちなみに入り口正面に迎えてくれる黄色い建物は、本物を縮小再現したものだそうです。
後ろに見えている旧開拓使札幌本庁舎も燃えているので、これはレプリカ。

エントランスの駐車場へ戻る道路の橋から姿を見せている百年記念塔。
いずれこの景色は見られなくなるのですね。

さらば!百年記念塔!いままでありがとう!

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