停電の夜。忘れていた星空に出会えたのは不幸中の幸い。

今回の北海道胆振東部地震により、メインの火力発電所である苫東厚真発電所が被害にあったため、北海道全域の世帯で停電するという事態に陥っていしまいました。

ときどき、近くの変電所で異常が発生して夜の数時間だけ停電になるということはいままでも経験していたのですが、今回は規模が違います。
ふだんの小さな停電だと、隣のエリアが普通に電気が通っていた、別ルートでかつ優先される近くの車道の電灯はついているので、真っ暗というわけでもありません。

しかし、今回は完全に明かりが消えました。
せいぜい、各家庭から漏れる非常時の懐中電灯やランタンなどの明かり程度。

ですから、夜の空の星がとても綺麗だったんですね。
なにせ、全道の電灯が消えていますから。
今の時代、住宅地ではこんな状況にでも遭遇しない限り、この綺麗な星空を見ることは不可能です。
今回の地震によるトラブルは災難ではありましたが、良かったことをあげるとすれば、間違いなくこの星空に巡り会えたということでしょう。

両親も表に出て、しばらく夜空を眺めていました。
こんなに綺麗な星空を見たのは子供の頃以来と、母も大喜びです。
残念ながらこの時期の星空の知識は不足しているため、北斗七星とカシオペア座ぐらいしか、わかりませんでしたが。(汗)

本当は天頂に夏の大三角形があって、
「あれが、デネブ、アルタイル、ベガ!」
とか、ドヤ顔で説明できればよかったのですがね。
でも、町が明るすぎて普段は見えない等級の星までが姿を表してくれ、かえって星座がわかりにくかったということで、良しとしましょう。(笑)

 

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