今年の夏は15年ぶりに火星大接近中です@2018

2018年の札幌の初夏は梅雨前線がいつもより北上したり、温帯低気圧化した台風の影響だったりで天気にあまり恵まれていないようです。
そんな曇った空の多いなか、早起き習慣のかいがあってか、運良く晴れた夜明け前の南の空に赤く輝く星に気付くことができました。

今年は火星が大接近の年だったのですね。

国立天文台:火星大接近2018

国立天文台サイトによると、2018年7月31日に15年ぶりの大接近とのことです。
2003年に5,576万キロメートルまで近づいて以来、それには及ばないものの、6,000万キロメートル内の接近ですね。

地球は火星の内側を回っているので約2年2ヶ月ごとに追い抜き、そのときに距離が近くなります。
惑星の公転は太陽の中心ではなく、太陽と惑星との間の重心をまわっています。
なので地球と火星も、同心円上の軌道を回っているわけではありません。
ですから、地球が火星を2年半ごとに追い抜くとしても、そのときが常に同じ距離というわけではないのですね。

今日のほしぞら-国立天文台暦計算室

以前は星座早見盤を空にかざして確認していたのですが、今はネットで把握できるので便利な時代になりました。
自分のいる場所と日時を選択するだけで、上空に見えている星空や惑星の位置を表示してくれます。
現在、空に輝いている明るい星は何なのか、違う天体と勘違いすることなくわかるのが嬉しいですね。

今は住宅地だと電灯のせいで深夜でも雲のカタチががはっきりとわかるほど明るく星も見えにくいですのですが、さすがに惑星は電灯の明かりにも負けない存在感。
近頃、移住プロジェクトの構想があったり、火星の話題も何かと多いので、今年の夏秋は特に注目を浴びそうですね。

まあ、個人的には、はるか昔に磁気を失って以来、人類の一部は火星を捨てて地球に移住したのに、わざわざ帰るとは滑稽だと妄想するトンデモ論推進派。
火星の自転とおなじ人類25時間周期説が覆されてしまったので、まじめに凹んでいますがね。(笑)

 

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