痔よ、さらば (4) 一週間入院生活【体験記】

痔手術体験記4回目となります。
前回まではこちら

痔よさらば!(1)長年イボ痔で苦しんだが、観念して肛門科へ
痔よさらば!(2)イボ痔手術入院時はトランクスNGで
痔よさらば!(3)え?手術の時間、それだけ?

入院生活開始

手術は事前に伝えられたとおり、10分程で終了。
患部を切り取るといっても皮膚を切り開くわけではないので時間もかかりません。

手術前の準備の方が長いというのは本当でした。

行きは自分で歩いて手術室に向かったのですが、さすがに帰りは局所麻酔で下半身に感覚がないため
寝台に寝かされての病室への帰還です。

病院が出した入院診療計画書によると、私の今回の病名は「内痔核」
症状は「肛門部腫脹」であり、治療計画は「外科的治療」
手術内容は「痔核根治手術」となっています。

簡単に言うと「中にできたイボ痔、切り取っちゃいますぜ」ってことですね。

検査内容及び日程の蘭には「大腸ファイバー」とありました。
一週間後に術痕が落ち着いたら、大腸検査することになっています。

先に大腸検査をしてから手術というパターンもあるようです。
私の場合は、痔が酷かったので、先に手術でした。

検査までは傷口が塞がるようにできるだけ安静にしていることになります。

手術当日の夕食は自室での食事となりますが、まだ局所麻酔が効いている間に一度だけカテーテルを尿道に挿しての導尿がありました。

感覚は全くなし。

その日の夜、時刻的には翌日の深夜2時頃でしょうか、手術よりも大変な状況に陥ります。
振り返ると入院していた一週間の中で最も辛いことが待っていました。

最大のピンチは手術ではなかった

夜中に目を覚ましました。
尿意を感じるので、自力でベッドから出てトイレに向かいます。
さすがにその頃は、麻酔も効き目がなくなっていて歩行には全く問題ありませんでした。

そして、いざ、トイレの便器の前に立ち、用を足そうしたのですが、
「あれ、出ない!」
おしっこが出る気配が無い!

5分ほど、じっと立ったままで立ち小便のポーズをとっていたのですが全く変化なし。
しかし、明らかに膀胱には尿が溜まっている感覚。

おそらく、原因は止血のために肛門に詰めていたガーゼでしょう。
これにより肛門がぎゅっと締まっているため、それに連動して尿道も締り、尿が遮断されているようです。

「しばらく様子を見るか」
立って待つのは止めて、便座に座り待機しました。

明らかに尿意はある。
確実に膀胱に尿はたまり続けている。
苦しい。

何度か便器の前に立ってチャレンジするも状況は変わらず、30分以上はトイレに立てこもっていたのでした。

深夜2時の病棟のトイレ。
窓から意味もなく外を眺める困り顔の自分。
外から目撃されたら、絶対に驚かれるだろうなあ。

どうする?

深夜だけど、ナースさんを呼んで再度カテーテルで尿を取り出してもらうべきか?

悩んだあげく、もう一回だけ試してみることに。
「なるべく脱力しよう、全身がゆるくなるイメージを思い浮かべるのだ!」

膝を軽く曲げて、無心になろうとする自分。笑
だんだんと、わずかに尿道を流れていく感覚がしてきました。
それは先の方まで伝わっていき、そして

放尿!

少しでも出たらこっちのもんです。
サイフォンの原理とでもいいましょうか?
灯油タンクにポリタンクから燃料を入れるときのあの勢い付いた流れの頼もしい感覚!

ありがとう!ありがとう!

素直に感謝しましたね。笑

人生でこんなにも尿が出せる喜びを心から深く感じることができたのは、あっただろうか?
いや、ない!

最大の試練を終えた私は、無事に安眠の世界へ。
(ただし、2月なので窓側の私は空き間風が厳しかった)

 

次回の記事はこちらから

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